タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車製作記事塗装編です。
記事に入る前に・・
このTAMIYAから発売された「タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車」のモデルでありますオットー・カリウス氏が今年1月24日に逝去されたそうです。
享年93歳とありました(産経新聞の記事にありました)。第二次世界大戦のドイツ軍戦車エースの生き残りとして正に大戦の生き証人でありました。
氏の他界と同時期にこの作品を製作していることに何か不思議なものを感じます。
氏のご冥福をお祈りいたします。合掌。
さて製作記事の続きとまいります。
前回で下地となるマホガニー色を塗装し終えましたので、次の工程としてこの上に基本色エアブラシしていきます。
いつもですと単にダークイエローを基本色とするのですが、今回はこのダークイエローを調色してみます。
ダークイエロー色の表現としてクレオスラッカーのレドーム、サンディブラウン、ダークイエローを使います。
この色の指定は先日購入したプラモデル指南書によるものです。
この「戦車模型の作り方 (仲田裕之 著)」に紹介されている内容ですが基本の工作から、基本塗装、上品な汚しまで丁寧に写真メインの説明書きで構成されており、工作の参考になります。
ここで紹介されているダークイエローの調色は1/35というスケールエフェクトを考慮して、相当明るめの基本色で塗装することを推奨されています。
この色を試してみたくなり今回はこの塗料レシピを使用してタイガーⅠの基本色としてみたいと思います。
まずはこの調色した基本色を下地のマホガニー色を残しつつ、全体にエアブラシしていきます。
上の写真は1回目の塗装後です。
ある程度の濃さで全体を吹き終えたら一旦ここで手を休めキット全体を確認します。
この状態ですと影の部分がまだ多く明暗がつき過ぎていますので、もう一度基本色を吹きます。
このぐらいが適当でしょうか。
次はキャタピラにTAMIYAアクリルカラーのダークアースを吹き付けます。この色も「戦車模型の作り方」で紹介されているものです。
このダークアースはこの上に黒系の色を筆塗りしていくためのベース色となります。
次は転輪のゴム部分を塗ります。
この部分は筆塗りで細かく塗り分けます。使用する塗料はTAMIYAアクリルのジャーマングレーです。
いつもですとフラットブラックをで塗装するのですが、この明るめの基本色に単にブラックですこの部分が浮いてしまうような気がしたためです。
今回はここまでです。
次回は装備品の塗装とキャタピラの塗装他になります。