STUDIO GHIBLI プラモデルコレクション「カイに乗るナウシカ」の製作記事です。
製作記事を掲載すると宣言してから大分時間が経ってしまいました。申し訳ございません。
記事の更新は止まっておりましたが、製作自体は進めておりました。今回は製作記というより、途中経過の掲載となります。
まずはナウシカが乗る「カイ」から製作していきます。
カイ胴体パーツの構造と仮組みの重要性

上の写真はカイの胴体パーツです。2分割構造となっておりますので、これを左右貼り合わせます。
この部分を裏返すと、片方のパーツにピンが設けられており、このピンをもう一方のパーツに差し込む構造になっています。
貼り合わせ構造のパーツを組み立てる際は、接着前に仮組みを行いますが、このように多くのキットのパーツはピン差し込み構造となっています。
ピン差し込み式パーツの注意点と事故防止策
この際、何もせずに仮組みをすると、溝とピンの隙間が狭く、仮組みのつもりが外れなくなる可能性があります。無理に外すと最悪の場合ピンが折れてしまいます。

このような事故を避けるため、あらかじめパーツの溝側にピンバイスで穴を広げておきます。
このパーツは左右どちらにも溝がありますので、忘れずにこの作業を行います。
仮組みから接着までの基本手順
この作業を終えた後、それぞれのパーツを
仮組み → 接着
の順で進めていきます。
説明書の順番通りに進めると、左右胴体パーツの足部分を先に完成させます。

最近のキット構造の傾向と合わせ目問題
組み立てていてふと思ったのですが、最近のキット、特にガンプラに多い傾向として、このような貼り合わせ構造のパーツは少なくなってきました。
合わせ目はどうしても消し込み作業が必要になるため、非常に手間がかかります。
この「カイに乗るナウシカ」のキットも同様で、後述しますが
パテ盛り → サンドペーパーがけ → 確認のためのサーフェーサー吹き → 場合によってはやり直し、という工程が発生します。
この手間が非常に厄介です(とはいえ、この部分の仕上がりで完成度やモデラーの腕が問われるのですが)。
最近のキットで貼り合わせ構造が減っているのは、合わせ目を目立たなくし、完成までの難易度を下げることでモデラー層を広げようとする、メーカー側の努力の結果だと思います。

胴体接着後の合わせ目処理工程
さて、製作記事に戻ります。
写真は胴体を左右貼り合わせた状態です。
接着後、GSIクレオスのMr.溶きパテ ホワイト(P119)を合わせ目に塗っていきます。
ここで注意点があります。
カイの羽の部分(胸肉あたり)にも合わせ目消し作業がありますが、ここでパテを塗りすぎると、その後ペーパーがけが必要になります。すると羽部分の造形を削ってしまい、その部分を自分で彫り直して再生しなければならなくなります。
この手間を避けるため、塗り込むパテは極力少量にし、合わせ目の溝部分だけをピンポイントで埋める必要があります。
次に頭のパーツです。こちらも3分割の貼り合わせ構造です。

こちらも胴体と同様に溶きパテで合わせ目を埋めておきます。
胴体に取り付けると上の写真のようになります。
Mr.溶きパテを使った合わせ目消しテクニック
ここで合わせ目消しの方法について説明します。
今回は通常のパテではなく「溶きパテ」を使用しました。溶きパテは乾燥硬化後でもシンナーで簡単に拭き取ることができます。
手順は合わせ目にパテを塗る → 乾燥 → シンナーで拭き取るです。
溝に入り込んだパテは残り、表面の余分なパテだけが溶けて除去されます。
この方法ならペーパーがけを行わずに済みます。
幸いこのキットはパーツ同士の合いが良く、事前にピン穴を広げておいた効果もあり、左右パーツに段差は発生しませんでした。
ただし段差が生じるキット(特に飛行機モデルなど)ではこの方法は使えません。その場合は地道にサンドペーパーで段差を消すしかありません。

次に尾羽部分です。
こちらは三段階の組み合わせ構造になっています。前後方向に組み合わせる方式なので、パーツを切り出したらそのまま組み立てます。
これをカイの胴体に取り付けます。

頭部パーツの組み立てと処理方法
次にカイの特徴の一つであるクチバシを取り付けます。
クチバシは4パーツ構成です。
・上あご
・下あご
・舌

上あごは左右対称パーツなので貼り合わせます。ここは接着剤を多めに塗り、溶け出したプラスチックを削り落とす方法で合わせ目消しを行いました。
これらを組み立て、胴体に取り付けます。

これでカイ本体は完成です。
この後、カイが装着するマスクやカバンなどを取り付けますが、それは最終工程で行います。
次回の記事では、このキットの主役であるナウシカ本体の製作に入ります。
このキットのまとめ記事はこちら


