こんにちは!タミヤ 1/35 ドイツ重戦車キングタイガー(ティーガーII)の製作記、今回はフラットアースを使用した履帯の塗装及び汚し表現、さらに装備品の筆塗を実施します。
フラットアースを使用した塗装
履帯染め
使用する塗料はタミヤアクリル「XF-52 フラットアース」です。履帯はこの後の工程で黒系の色を筆塗りしますが、その下準備として上記塗料をエアブラシします。

上の写真のように履帯全体にフラットアースを吹き付けます。
アース吹き
両履帯の吹き付けが完了したら、次はそのままフラットアースを使用して「アース吹き」を実施します。埃が車体下部に付着した様子を再現します。

上の写真は車体下部にアースを吹き付けた状態です。あまり大げさにならないよう、ふんわり埃が付着した程度にしてみました。次は車体側面です。

こちらも大胆というよりは、うっすらと乗せるイメージで仕上げています。アース吹きのコツですが、ハンドピースの角度をかなり寝かせ、吹き上げるように塗装します。吹き付け面に対して平行に近い感覚です。

写真は掲載していませんが、車体後部にも同様の処理を施しています。これでアース吹きは完了です。今回は控えめな表現にしましたが、お好みでもっと大胆に行ってもよいかもしれません。
履帯染め

次は履帯への筆塗りです。こちらもタミヤアクリルを使用します。
【塗料レシピ】
・XF-1 フラットブラック
・XF-64 レッドブラウン
・XF-52 フラットアース
黒というより「汚れた黒」を作るイメージで調色しています。履帯への筆塗りはあまり気を遣わず、塗料を筆でピタピタと置いていく感覚で進めます。

この方法で履帯の裏表を余すところなく染めていきます。この手法は書籍『戦車模型の作り方』の方法を参考にしたものですが、それによると、先にアース吹きを行い、その上に履帯色を染めることで錆や汚れを表現するとのことです。

履帯の「黒色」表現はこのような雰囲気になりました。
履帯は車体の印象を大きく左右するパーツのため、多少時間をかけてでも丁寧に仕上げる価値があります。
装備品への塗装
次は装備品を染めていきます。まずはワイヤーやスコップなどの鉄部です。使用する塗料は、先ほど履帯染めに使用した色にフラットブラックを足したものです。

すでにダークイエローや迷彩塗装が施された状態なので、この部分を筆塗りして違和感を消していきます。装備品の筆塗りは作業時間こそ短いですが、仕上がりの印象を大きく左右する重要な工程です。
ワイヤー類への塗装
途中経過の写真はありませんが、下はワイヤー類の筆塗りが完了した状態です。

ここまで作業していて気づいたのが、上の写真の丸で囲んだ部分(ワイヤー先端の輪を束ねている箇所)です。この部分はこれまでの私の作品では車体色と同色にしていました。
ワイヤー類塗装の考察
しかし改めて考えると、この部分だけ車体色というのは少し不自然に思えてきました。もし同色なら、ワイヤーを車体に装着してから塗装したことになります。そうであれば、ワイヤー本体(撚線部分)も塗装されているはずです。
どちらが自然か悩んだ末、今回は次のようにしました。

つまり、ワイヤー本体と同色に統一しました。キットの箱絵でもこのような配色になっていますので、今回はこの解釈を採用しています。
次は木部の筆塗りですが、写真を撮り忘れてしまいました……申し訳ありません。使用した塗料は、先ほどのレッドブラウンとフラットアースに木甲板色を足した色です。
透過技法

次は仲田裕之氏が考案した手法「透過技法」です。タミヤエナメルを使用します。
【塗装レシピ】
・X-26クリアーオレンジ
・XF-1フラットブラック
・XF-52フラットアース
・XF-64レッドブラウン
先ほど塗り終えたワイヤー類や鉄部にこれらを乗せ、錆表現を加えていきます。

筆でエナメル塗料を流し込むような感覚で置いていくと、ワイヤー類にうっすら錆が発生した状態を再現できます。
次は木部にも同様の処理を行います。木部の場合はクリアーオレンジをやや多めに調色します。

こちらも流し込むように塗料を置いていきます。エナメル塗料を使用した部分は特有のテカリが出ますが、後工程でつや消しコートを行うため、この時点では問題ありません。
装備品塗装の完了

これで装備品の筆塗り工程は完了です。次はいよいよ大詰め、エナメル塗料を使用したウェザリング工程に入ります。
引き続きよろしくお願いいたします。

コメント