タミヤ(1/35) ドイツ重戦車 キングタイガー製作記 ウェザリング編|タミヤ1/35重戦車をリアルに汚す工程解説

キングタイガーの車体側面における汚し塗装(ウェザリング) ドイツ重戦車キングタイガー(アルデンヌ戦線/ヘンシェル砲塔)

こんにちは!タミヤ 1/35 ドイツ重戦車キングタイガー(ティーガーII)の製作記、今回はエナメル塗料を使った戦車模型ウェザリングの工程を解説します。

ウェザリングに使用した塗料

XF-1フラットブラックとXF-64レッドブラウンを使用します。それぞれ半々くらいの分量で「焦げ茶色」を作ります。この色を使用してキットの凹凸部分やパネルラインに流し込んでいきます。いわゆる墨入れです。

砲塔の墨入れ方法

まずは砲塔に実施します。

一応、塗料がはみ出さないように墨入れに細筆を使用していますが、平筆等の面積の大きい筆で大胆に実施しても問題ないと思います。後の工程で、墨を入れた部分をなぞり、墨を崩すためです。いわゆる「墨入れ崩し」です(戦車模型の作り方より)。

上の写真は砲塔に墨を入れ終えた状態です。エアブラシで塗装し、綺麗な状態だった砲塔に墨入れをし、わざと汚す直前の状態ですが、色の違いが分かりやすい写真です。

砲塔の墨入れ崩し

この状態から墨を崩していきます。平筆の筆先にエナメル溶剤を含ませ、流し込んだ墨を下になぞるようなイメージで塗料を砲塔全体に馴染ませていきます。

砲塔側面は砲塔の上面からの雨だれを表現するため、上から下になぞるような感じで雨だれを表現します。様々な雨だれパターンがあると思うので、ランダムに実施します。

砲塔の上面は雨だれの表現というよりは、墨を全体に馴染ませるように塗料をふき取ることで汚しを表現していきます。

車体の汚し塗装手順

次は車体へ同様の作業を実施します。

車体は砲塔よりも、強めの汚し表現にしたいため、エナメル塗料の希釈は濃いめにします。その塗料を砲塔と同様にパネルラインや凹凸箇所に塗料を流し込みます。

次はホイール類へのウェザリングですが、これまでの実施個所より最大限、濃いめにします。ホイールの墨入れはホイールのくぼみに入っていった塗料が下に流れ落ちないように、墨入れ後は車体を側面にして乾燥を待ちます(写真を撮っていませんでした。申し訳ございません)。

ウェザリング前後の比較

上の写真はウェザリングの実施前と実施後の比較です。今回はだいぶ汚した感じにしてみました。この車両は「アルデンヌ戦線」参加車両の設定ですので、雪の中のぬかるみを走行し戦場に投入された車体であるため、このくらい汚してもよいと思います。もちろん、もっときつめの汚しを実施しても問題ないかと思います。

砲塔のマウント

それではこの段階で満を持して車体に砲塔を乗せてみます。

砲塔を車体に乗せることでキングタイガーの全容が現れました。

今回のエナメル塗料を使用したウェザリングでは説明した通りの順番で実施しましたが、足回りから先に実施するなど順番は自由でよいと思います。

これでエナメル塗料を使用したウェザリングは終了です。

ここで別々に塗装を実施していた予備履帯や、砲塔上の機銃(MG34)をセットしてみます。一気に完成に近づきました。

クリーニングロッドについて

が、ここで重要なことに気づきました。下の写真で青の囲みの部分ですが、この部分は「クリーニングロッド」といいます。

この部分、始めは写真の通りワイヤー類と同様に鉄部の表現として黒系の塗料を使用しました。ですが、クリーニングロッドはどうやら木製のようです。

考えてみれば、鉄製の棒を砲身に差し込んで掃除するのは重労働で、兵士の疲労につながります。なるべく軽量化を図るため木製で製造されていた、ということはなるほど納得がいきます。

というわけでこの部分は木製を表現するため、この黒系の色からタミヤアクリルの「木工甲板色」を使用して塗り直します。

木工甲板色を全体に塗り直した後にクリアーオレンジを使用した「透過技法」を施しました。木工甲板色を使用した木部の色が自然に見えるため、その他の木部も同様に木工甲板色で塗り直しました。

写真ではエナメル塗料を使用しているため、エナメル特有のテカリが発生していますが、後のつや消しクリヤーを使用して車体全体に馴染ませるため、自然な色になると思います。

今回はここまでです。次回はデカール貼付やドライブラシの工程を紹介します。

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