こんにちは!タミヤ 1/35 ドイツ重戦車キングタイガー(ティーガーII)の製作記、今回から塗装編となります。前回記事でようやく組み上がった巨体ですが、ここからは色を載せて命を吹き込む、モデラーにとって最も楽しい工程です。 まずは、本塗装を美しく仕上げるための第一歩として、下地処理(サーフェーサー塗布)を実施していきます。使用するのはおなじみのMr.ホビーのサーフェーサー1000番です。
20年間現役!初期の相棒「タミヤHG シングルアクション」

サーフェーサーの話題に入る前に、少しだけ私の愛用ツールを紹介させてください。 上の写真に写っているハンドピースは、私がエアブラシ塗装を始めた頃から使っている「タミヤHG シングルエアーブラシ0.3㎜」です。 実は、購入したのは約20年前。当時の手頃な価格と、シンプルな構造で扱いやすかったことから手に取りました。
今では様々なエアブラシを使いますが、基本塗装などでの信頼性は抜群。現在でも現役選手として私のプラモデルライフを支えてくれる頼もしいお供です。(以前、このハンドピースを紹介した記事はこちらです)https://www.neko1100f.com/wp-admin/post.php?
塗装前の準備と、永遠の課題「塗料の希釈」
さて、本題に戻ります。サーフェーサー塗布前の事前準備として、塗装後に組み付ける砲塔と車体を分離しておきます。

次に、いよいよサーフェーサーを吹き付けていきますが、ここでモデラー永遠の課題、塗料の希釈です。 私の場合は、Mr.カラー薄め液を使用し、塗料皿に原液を調色スティックで数回に分けて取り、その分量と同等もしくは若干多めの薄め液を加えて希釈しています。調色スティックで塗料をすくい、トロミや粘度を確認しながら調整します。 濃すぎるとエアブラシが詰まり薄すぎると塗料がキットに乗らずに弾かれてしまうため、この希釈具合は経験を要します。(いまだに失敗はしょっちゅうですが…)

作業疲労を軽減する「トリガータイプ」への進化
ここで、もう一つ、最近私の塗装環境に加わった新しい相棒を紹介させてください。 それが、GSIクレオスの「プロコンBOY WAトリガータイプ ダブルアクション0.3」です。

従来のシングルアクションやダブルアクションは、人差し指の腹(または親指)でボタンを押し下げる方式が主流です。しかし、キングタイガーのような大面積のキットを長時間塗装すると、指先に力が入り続け、どうしても疲れてしまうというデメリットがありました。 このトリガータイプは、文字通り銃のように握り、中指でトリガーを引く方式です。
<トリガータイプのメリット>
1. 指の疲労軽減: 人差し指と親指でハンドピース全体を支え、中指でトリガー操作するため、長時間使用しても指が疲れません。
2. 抜群のホールド感: 握り込むような形でホールドできるため、非常に安定します。
ただし、初めて握った時に「何か物足りない…」と感じました。それは、ハンドピースを握った際に小指や薬指が遊んでしまうからです。

その物足りなさを解消するために接続したのが、この「ドレン&ダストキャッチャー」です。 この製品のGSIクレオス公式HPの説明には、 「エアーホース内の水滴をブロックすることはもちろん、エアーの流量を調節する機能がついたことで、エアブラシのコントロールの幅がひろがり作業性がアップ。エアブラシをしっかりホールドできます。」 とあります。

細かい調整機能も優秀ですが、私にとって最大の利点は、ハンドピースの延長グリップのような役割を果たし、小指までしっかりホールドできることで、疲労を大きく軽減できた点です。最近ではこのハンドピースの組み合わせが塗装工程の主役となっております。
今回は途中から脱線し、私の所有するツールの紹介が大部分となってしまい申し訳ありません汗。次回はサーフェーサー塗布の続きをちゃんと紹介したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

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