タミヤ(1/35) ドイツ重戦車 キングタイガー 製作開始! 組立偏その7

ドイツ重戦車キングタイガー(ヘンシェル砲塔)

こんにちは!タミヤ 1/35 ドイツ重戦車キングタイガー(ティーガーII)の製作記、第7回目です。前回からいよいよメインディッシュである砲塔の組み立てに入りましたが、今回はこの砲塔を完成させ、ついに組立作業の完了を目指します!

この後は塗装工程が待っていますが、まずは形を完成させる喜びを読者の皆さんと共有したいと思います。では早速、今回の製作工程を紹介いたします。

1.砲塔のハッチ類を仕上げる

まずは砲塔の細かなパーツ、ハッチ類から取り掛かります。上の写真は装填手用ハッチです。このパーツは開閉のどちらかを選んで固定するため、私は閉じた状態で組み付けました。

次に、砲塔後部のエスケープハッチを組み立てます。この部分は可動させることができるため、接着剤を塗る箇所に細心の注意を払いながら作業を進めます。こうした「動くギミック」は、完成後も遊ぶことが出来楽しいですよね。

2.その他の外装パーツを取り付け

ハッチ類の他にも、防水カバー機銃用のリングなどのパーツを砲塔に取り付けます。

防水カバーは2種類の形状から選べますが、今回は写真のようなタイプを選択しました。細かなパーツが次々と付いていくと、一気に「戦車の砲塔らしさ」が増してきます。

3.予備履帯の取り付け作業

いよいよ砲塔組立の山場です。次は砲塔側面に予備履帯(キャタピラ)の取り付け具を装着します。両側面に合計8枚の履帯が取り付けられる構造です。

写真の黒いパーツがその取り付け具なのですが、見ての通り非常に細かなパーツで、正直、この作業は神経を使いました。整形時や取り付け時に折れたり紛失したりしないよう、集中力を高め慎重に進めます。

取り付け具が完了したら、いよいよ予備履帯本体を組み立てていきます。

予備履帯は2つのパーツを組み合わせて1枚を完成させ、合計8枚を作製します。ここで説明書によると、実際の予備履帯は下の部分が少し垂れ下がった形状になるよう、若干の角度をつけて組み付けるのが「正解」とのこと。

予備履帯取付具の取付け位置が間違っていなければ、予備履帯は取り付け具にスムーズにはまり、接着は不要です。この部分にぴったりとハマる瞬間は、なんとも言えない達成感がありますね!

4.88mm砲身をドッキング!

そして、誰もが心待ちにしている瞬間です。先に組み立てた88mm砲身と砲身基部を接着し、砲塔に組み込みます。

巨大な88mm砲身を取り付けた砲塔は、まさにキングタイガーの貫禄そのもの。ただただその迫力と美しさに見惚れてしまいます。

早速、完成した砲塔を車体に取り付けてみました!

写真の撮り方がイマイチで砲身の先まで写しきれていないのが残念ですが、これが塗装前のティーガーIIの全体像となります。威圧感のあるフォルムがたまらなく格好良いと思いませんか?

5. ディテールアップとアンテナに初挑戦!

これで組立完成!といきたいところですが、細かな仕上げとして、今回は2つのパーツに挑戦しました。

エッチングパーツの追加

先に紹介した「Passion Models」から発売されている「1/35キングタイガー(ヘンシェル砲塔)エンジングリルセット」では爆発物挿入防止カバーの他にエンジングリルが2種類入っています。上の写真で、メッシュ状のパーツを置いている箇所ですね。このエッチングパーツは、切って貼り付けるだけで、手軽にリアリティあふれるディテールアップができるので、本当におすすめです。金属の質感がたまりません。

アンテナ製作に挑戦

実は、これまでの戦車モデル製作において、私はこのアンテナの工程を避けてきました(何となく面倒くさいのと、「アンテナが付いた戦車」がイメージできなかったためです)。

しかし今回はモチベーションが向上していたため、アンテナ製作に初挑戦してみることに!

説明書を参考に、ランナーを切り取ってライターで炙り、柔らかくなったところをゆっくり引き延ばして細い線をつくります。これはタミヤが古くから推奨している、空中線などの自作パーツの定番手法ですね。説明書では7cmの長さで、との指示でした。

組立作業、これにて完了!

これで組立の工程は全て終了です!

長かった製作記もついに大きな区切りを迎えました。次回からは、いよいよ車体を格好良く仕上げる塗装の工程に入っていきたいと思います。

ティーガーIIがどんな色に染まるのか、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。引き続きよろしくお願いいたします!

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