タミヤ(1/35) ドイツ重戦車 キングタイガー 製作記事です。前回に引き続き組立の工程です。今回は車体後部の装備品組立の続きです。
車体後部の組立
まずはジャッキの組立から始めます。
ジャッキは3つのパーツで構成されているので、それぞれを組み合わせて完成させます。次に、前回の工程で組み立てたジャッキ固定具に取付けます。ジャッキには裏表があるので、ハンドルが上になる向きで取り付けるのが正しいです。
次に排気管カバーを取り付けます。このパーツは、すでに車体に取り付けてある一対の排気管をそれぞれ覆うように配置します。左右非対称なので取り付け間違いに注意が必要ですが、取り付け穴の形状が左右で異なるため、間違って取り付ける心配はありません。パーツにはわずかな「ひけ」（成型時のへこみ）が見られたので、軽くサンドペーパーでならしておきました。
車体後部の組立で最後になるのはフェンダーの取付です。
左右対称のフェンダーパーツを、写真の丸で囲んだ部分に取り付けます。このフェンダーの取り付けをもって、車体後部の組立が完了です。ここまで車体を逆さにして組み立ててきましたが、フェンダーや他のパーツの接着剤が完全に硬化したら、車体をひっくり返します。
説明書通りに車両を逆さの状態で組み立ててきましたが、これは奥まった場所にあるジャッキの組み立てやすさや、接着部分が硬化する前の剥がれ防止など、様々な配慮があってのことと推測できます。
車体上部の組立
次の工程では、いよいよ車体上面の装備品の組立に入ります。まず、車体上部パーツの裏面から潜望鏡を取り付けます。（説明書には「Coque supérieure」と記載がありますね。）
車体の上面から見た際に写真の丸で囲ったような向きになるのが正解なので、接着前に仮組した方が良いと思います。
キャタピラの組立
説明書通りの組立順序ですと次はキャタピラの組立です。組立といっても、ゴム素材で予め成形されている、いわゆる「ゴムキャタピラ」を輪の形状に接着します。
上の写真の右側、青い枠で囲んだ部分を矢印の方向に通します。そして接着面に接着剤を塗布し、接着剤が硬化するまでクリップなどで固定しておきます。接着可能なゴム素材なので、ホイール類に装着してテンションがかかった状態でも接着面が剥がれることはないと思いますが（心配な場合は瞬間接着剤やホチキスで補強するのも良いかもしれません）、念のためしっかり固定します。
このキャタピラを2個作ります。上の写真は接着剤が完全に固まった状態です。手で引っ張ってテンションをかけても問題ありませんでした。これらのキャタピラを、早速車体下部にはめ込んでいきます。
ホイール類にかませる際の私なりの工夫を述べます。まず、ドライブスプロケットをサスペンションから外します。次にキャタピラの溝と車輪の突起を合わせます。その後アイドラーホイールはサスペンションにはめたままの状態でアイドラーホイールにキャタピラを被せます。
この状態でドライブスプロケットにキャタピラを被せたままドライブスプロケットをサスペンションにはめ込みます。この順番でキャタピラを装着するとスムーズに取り付けが完了します。
この工程を車体の両側で同様に実施します。
ここで注意点ですがキャタピラには取り付ける向きがあります。
写真の丸で囲んだ突起が外側になるように取り付けるのが正解です。説明書にはこの部分の記載がないので、注意して取り付けましょう。
今回はここまでとなります。次回の工程は、車体上部の装備品を取り付ける作業です。引き続きよろしくお願いいたします。
