タミヤ(1/35) ドイツ重戦車 キングタイガー 製作開始! 組立偏その2

ドイツ重戦車キングタイガー(ヘンシェル砲塔)

タミヤの1/35スケール、ドイツ重戦車キングタイガーの製作記事です。今回も引き続き、組立工程を解説していきます。前回はホイール類の組立が完了しましたので、今回は車体後部の組立です。

排気管の組立

まずは排気管の組立です。説明書ではA4とA3のパーツを接着剤で貼り合わせる指示がありますが、この接合部に隙間が生じます。当然パテ埋めが必要な箇所かと思いましたが、排気管組立後に車体へ組み込む説明書の図を確認すると、その隙間が線のように描かれています。パテ埋めをしてしまうと、研磨後に丸みを帯びてしまう上、研磨後の線を再現するのも難しいため、ここは接着剤で貼り合わせたのみとしました(決して手抜きではありません!)。

シャックルの取り付け

次はシャックルの取り付けです。キングタイガーのシャックルについてインターネットで調べてみたところ、多くの情報が見つかりました。正式にはC型シャックルと呼ぶようですね。シャックル中央の突起部は持ち手として機能するようです。さすがドイツ製、細部への配慮が素晴らしいです。下の写真の丸で囲った部分に取り付けます。

ジャッキの固定具取り付け

次は、後の工程でジャッキを組み立てて車体に取り付けるのですが、そのジャッキ自体を固定するためのパーツを取り付けます。

ジャッキ台の取り付けと加工

次はジャッキ台の取り付けです。ジャッキ台は木製で構成された箱状のパーツですが、キットのジャッキ台は上面のみに木目が施されており、下の写真のように側面部分には木目がありません。本来であれば他の面も木製のはずなので、ディテールとしては物足りなさを感じます。

私が戦車模型製作の参考にしている資料に、仲田裕之氏著の「戦車模型の作り方」があります。この本には、ジャッキ台の木目表現の方法が記載されています。それは、木目が施されていない部分にデザインナイフなどで軽く切り込みを入れ、木目を表現するという方法です。これを行うことで、後のスミ入れの工程で効果が現れるとのことです。

この方法に倣い、デザインナイフで木目のような切り込みを入れていきます。写真ではおそらく写らないほどの細かさですが、スミ入れ後が楽しみです。加工したジャッキ台を車体後部に装着します。

車体後部にはまだ取り付けるべき装備品が残されていますが、今回はここまでとしたいと思います。次回も引き続き組立工程を紹介する予定です。地味な記事が続きますが、引き続きよろしくお願いいたします。

こちらで製作しているキングタイガーヘンシェル砲塔はタミヤのHPでも紹介されております。

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