今回からキングタイガー(ポルシェ砲塔)塗装編となります。
前回でサーフェーサーの吹付が完了しております。
このサーフェーサーの上から塗装を施していきます。
まずは影となる部分のマホガニー吹きです。
いつもですと全体にマホガニーを吹き付けるのですが、今回は部分的にマホガニーを吹き付けてみました。
今回の塗装に入るまでに、キットにサーフェーサーを吹いてから4日以上開けてしまいました。
私が愛読しているプラモデルの指南書によれば、サーフェーサー自体には塗料を密着させる成分が含まれているらしいのですが、それも24時間程度までで、それ以上時間を開けてしまうと、サーフェーサーの密着力の効果が薄れるのだそうです。
上記理由から、サーフェーサーを吹いてからは、あまり間を置かずに塗装の工程に入ったほうが塗装の剥がれが生じてしまうといった事故を防ぐことができるかもしれません。
マホガニーが吹き終わったら次はキャタピラを塗装します。
今回は「タイヤブラック」を使用してみました。
次にいよいよ基本色を塗装します。
キングタイガー(ポルシェ砲塔)の基本色は、この時期のドイツ軍戦車と同様に、ダークイエローだと思われますが、ところがこのキングタイガーはそのダークイエローの面積が非常に小さいのです。
見た目は”ダークグリーン”の基本色に”レッドブラウン”と”ダークイエロー”の迷彩といったように見えます。
そこで今回の作例では基本色に”ダークグリーン”を吹き付けてみます。
使用する塗料はGSIクレオスの”ダークグリーン”を基本として”グリーンFS34102”を混色し”コバルトブルー”を極少量足します。
ダークグリーンに混色しているのは、”ダークグリーン”そのものを使用すると基本色が暗くなってしまい、その後に施す明細色が映えなくなってしまうという理由でブルーを混色してます。
”ダークグリーン”にブルーを混ぜているのはグリーンの彩度を上げる意味合いがあります(と本に書いてありました)。
写真では影の部分が、若干塗り潰れているようにみえますがここは後ほど修正したいと思います。
今回はここまでです。
次回はこの上にダークグリーンのハイライトを吹いていきます。