タミヤ(1/35) キングタイガー(ポルシェ砲塔)製作記 組立偏 ツィンメリットコーティングその3

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔 ドイツ重戦車キングタイガー(ポルシェ砲塔)

キングタイガー(ポルシェ砲塔)ツィンメリットコーティングの続きです。

今回は車体の側面にツィンメリットコーティングを施します。
ツィンメリットコーティングの表現に使用するのはタミヤ「コーティングブレード」です。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

車体側面にコーティングを施す前に、その後の工程で取り付けることになる装備品(牽引ワイヤー、スコップ等)の取り付け箇所にピンバイスで穴を開けます。

この作業は、パテでコーティングを施した跡、取り付け箇所はパテで消されてしまうため、装備品の取り付け箇所がわからなくなるのを防ぐためです。

車体側面にパテでコーティングを施したら

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

先ほど車体の表から穴を空けたピンバイスの跡をガイドにし車体裏面から再度ピンバイスで穴を空けます。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

この作業を踏むことで、この後の工程で装備品の取り付け箇所に迷うことはないと思います。

これで、説明書で指示されている箇所にツィンメリットコーティングを施しました。キングタイガーは思っていたよりパーツごとのツィンメリットコーティング箇所は多くありません。

前回実施したⅣ号戦車J型のほうが車体が小さいため、その分コーティングを施す箇所は細かいです。
ただ、前述したようにキングタイガーポルシェ砲塔は丸みを帯びているため「コーティングブレード」での表現は、ちょっと難しいです。

一通りツィンメリットコーティングの作業を終えましたので、次の作業は砲塔の組み立てになります。
まずは砲塔の内部と砲身基部の組立です。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

砲塔内部の組立は、戦車兵を乗せる台と砲身の基部になりますが、この砲身基部は3mmビス(付属品)で止めるよう指示されてます。

この3mmビスで取り付ける方法ですが、キングタイガーの特徴であります88mm砲身が長いため、砲身の基部をビスででも取り付けないと砲身の固定(方針が下を向いてしまう)が出来ないからと推測します。

砲身基部は細かい再現はされていませんし、マズルブレーキも砲身と一体成型です。

この辺りはⅢ号・Ⅳ号では表現されていたため、ちょっと物足りない気もします。
もっとも、砲身基部は組み立てしまえば見えなくなってしまうため気にはなりませんが・・。

次は砲塔の組立です。
砲塔の組立は至ってシンプルです。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

部品は装填手用ハッチやコマンダーズハッチ、手すり等です。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

砲塔の後部はエスケープハッチを取り付けます。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

次は砲身の組み立てです。砲身は写真のようなパーツ構成となっております。砲身は2分割です。

パーツをつなぎ合わせると合わせ目ができてしまうため、この部分は次の方法で念入りに加工します。
接着剤を多めに塗布してパーツを接着し、パーツを剥がします。

その後再度接着剤を塗布しパーツを接着します。
こうすることでプラスチックがハミ出してきます。

接着剤が乾くまで放置し、乾いたらサンドペーパーでパーツの合わせ目を消していきます。削りすぎると砲身に角が出来てしまうので要注意です。
この方法を取ることでパテのお世話にならないで済みます。

タミヤ(1/35) ドイツ戦車キングタイガーポルシェ砲塔

砲身を組み立てられたら砲塔に接着します。

さすがキングタイガー!砲身が長いです。
この主砲で敵をバッタバッタと切って倒したのかと思うと、ロマンが広がると共に、連合国の前に立ちはだかり、ドイツ軍の終焉に向かって奮戦したキングタイガーの出で立ちを想像してしまいます。

完成する前にこんなことを想像するのは気が早いだろう!と自分でツッコミを入れたところで

今回の制作はここまでです。
次回は車体のサスペンションの取り付けです。