タミヤ(1/35) Ⅳ号戦車J型 製作記 完成!

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記 ドイツⅣ号戦車J型

今回でようやく完成記事となります。
写真は機銃、キャタピラ等の金属部分に金属色をドライブラシした状態です。

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記

今回の完成品はツィンメリットコーティングや汚しの表現など、私的には新手法を加えております。
特にツィンメリットコーティングを施す際にはかなり緊張しました。

大戦末期に登場するドイツ軍戦車はこのコーティングを施されている車両が多く、それらの車両を製作したいと思えば当然このコーティングも再現しなければならず、ドイツ軍戦車をメインに製作していくとなればいつかは通る道でした。

出来上がりを細かく見ていくと、実車のコーティングパターンと違う箇所や、歪んでいるパターン等もありますが、あまり細かいことは気にせず、今回のチャレンジは私的に結果オーライとします。作品を作り続けることで完成度を上げていきたいと思います。

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記
やはり何事もそうですが、一歩踏み出す勇気が必要ですね(偉そうなこと言ってすいません・・)。

汚しにも油性絵の具やパステルを使用するなどのチャレンジを試みました。

うまくいった場面では、マフラーの錆の表現です。

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記
このマフラー部分を錆表現しているモデラーの方が多く、私も再現してみようと思っておりましたが、その錆た表現はパステルを使用すると、うまくいきます。

まず、GSIクレオスの「ウェザリングパステルセット1」の錆色のパステル、をアクリル溶剤で薄めに希釈してマフラー部分に塗りこみます。

次に溶剤が乾かないうちにタミヤの「ウェザリングマスター B」の錆色をまぶしていきます。
そうすることで錆が容易に表現出来ます。

失敗部分もあります。
キットの説明書では、牽引ワイヤーにタコ糸で表現するようになっているため、ここは素直にタコ糸でワイヤーを作りました。

ですが、サーフェーサーや塗料をエアブラシで塗布したことで、タコ糸の繊維に細かな粒子が付着してしまい、毛羽立った状態のまま表現されてしまいました。

この牽引ワイヤーですが、多くのモデラーの方は実際の細ワイヤーを、焼きなましして表現されております。

ここは反省点として次回にこの手法を取り入れてみたいと思います。

今回は人形も製作してみました。人形の表現でなんといっても難しいのはやはり「顔」です。
人間っぽく、おもちゃっぽくなく表現するにはそれなりの技術を要します。

その表現は「ブレンディング」といった技法だそうです。この塗装技法も試してみましたが・・・結果あまりうまくいきませんでした。

これはもっと練習が必要だと実感した次第です。遠めの写真を撮ってありますのでそれで善し悪しをご判断くださいあせあせ(飛び散る汗)

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記

このⅣ号戦車の製作にあたってのまとめですが、さすがにタミヤの製品だけあってつくり易さは抜群です。

ですが、あえて苦言を呈するならば、前述した牽引ワイヤーのタコ糸や、機銃類の穴が再現されていないことでしょうか。

機銃類の穴空けは極細のピンバイスを使用すれば可能ですが、機銃類は小さい部品ですので、変なところに穴を空けそうでちょっと怖いです。

特に牽引ワイヤーは見栄えの問題もあるので、デティールアップをわざわざ施さなくても、メーカー努力で最初から再現する等なんとかして欲しいものです。

このキット自体がそれほど新しくないことを考えれば仕方がないでしょうか。

ですが上記の難点を補って余りあるつくり易さと出来の良いキットだと素直に思います。

手軽にⅣ号戦車J型をコレクション化したいと思えばこのタミヤの選択肢は間違いではありません。

このⅣ号戦車を手掛けたことで、ドイツ軍戦車製作にちょっとだけ自信がつきました。

次回作はタイガーⅠやキングタイガー等のツィンメリッットコーティングにもチャレンジしてみたいと思います。

最後に完成品を展示台に載せてみます。
これで私の拙い作品も、ちょっとは見栄えが良くなると思います。

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記
これでⅣ号戦車の製作記事は終了となります。
最後まで御付き合い頂き誠にありがとうございました。

※完成品の写真をまとめて掲載しておりますので、よかったらご覧くださいませ。

タミヤ(1/35) ドイツⅣ号戦車J型 製作記