今回は塗装の段階に入れるはずでしたが、パーツの付け忘れを発見しまして、若干後戻りします。
具体的には予備履帯の取り付け忘れです。
この部分は車体の全面に取り付けるため非常に目立ちます。
そのためキットの形状そのまま取り付けようとすると、デティールの甘さが目立ってしまいます。
写真にありますように本物のキャタピラには無い部分が、ゲート?の整形上そのまま表現されてしまっています。
そのまま取り付けると、私的に納得できない気がしてきたため
若干手を入れます。
①まず、実車にはない部分を切削します。
②切り取った部分に、ブラ棒を切り出し隙間に装着します。
これで何となく見栄え良く誤魔化せると思います。
次の工程ですが、手直ししたキャタピラを車体の全面に取り付けるわけですが、ここでもちょっと気になることがあります。説明書ではキャタピラをそのまま車体に接着するような指示になっております。
ですが実車はおそらくキャタピラを押さえていた金具等があるはずです。
そこで、資料を参考にこのキャタピラ止も再現します。
キャタピラ止には、以前制作したエッチングパーツの余りを利用します。おそらく真鍮板と思われますが、これを現物合せで切り出し、加工します。
本当はこの金具にキャタピラのピン等を取り付ける表現をするようですが、完全なるディテールの再現は現在の私の腕では不可能です。
ですのでここまでの加工で私的に良しとします。
この金具を取り付けると写真のようになります。
コーティングを施してあるためプラスチック用の接着剤では車体に接着できないため、ここは瞬間接着剤で接着します。
前回公言したサーフェーサーまで時間が掛かりましたが、一応、今回の記事でサーフェーサー吹付までたどり着きました。
サーフェーサーの吹付まですると、何となく完成したみたいな錯覚に陥ることがあります。
ですが、このままでははやり未完成品ですので(当たり前ですが(^^ゞ)。
次回はいよいよ基本色等の塗装に入ります。