タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB 製作記 汚し編(ウォッシング)

タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB戦車 ソビエト戦車 KV-Ⅰ

今回は小物類の筆塗りと汚し表現です。
全体の基本塗装が終わったら機銃、牽引ワイヤー、キャタピラのタッチアップを施します。

タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB戦車
今回はキャタピラの塗装にGSIクレオスの「タイヤブラック」を使用したので、キャタピラのタッチアップにも同色のGSIクレオスの水性ホビーカラー「タイヤブラック」を使用します。
こちらの塗料にタミヤのアクリル溶剤を添加して筆で塗っていきます。
「ロシアングリーン」をホイールに吹きつけた際に色が付いてしまった箇所を、この塗料でタッチアップしていきます。

この色を他の牽引ワイヤー、機銃にも塗っていきます。
色がはみ出さないよう注意しながら筆塗りしていきます。

タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB戦車

昔プラモデル少年だったころは、筆塗り以外の塗装方法はスプレー塗装の選択肢がありましたが、年齢的にスプレーが高価な代物であり、ましてやエアーブラシを使用するなんてことは想像も出来なかった頃、この筆塗りで戦車やガンプラを塗ってました。

綺麗に塗れたと思っても、出来上がりは筆ムラが出来てしまっていたり、ツヤムラがでてしまっていたり、はみ出したり・・・。
色々と苦労しながらも筆塗りの完成後は感慨深かいものがあり、楽しかった記憶があります。

今は大人となり、情報も豊富で金銭的にも余裕ができてエアーブラシを基本に使ってますが、
キットを完成させる過程で必ず筆塗りを実施する場面があるわけですから、塗装の基本は
この筆塗りであることは今も昔も大して変わりませんね。

追憶の記事を書いてしまいましたが・・。
筆塗りで小物を塗装した後は汚し表現に入っていきます。
塗料はタミヤカラーエナメルの「レッドブラウン」、「フラットブラック」、「フラットブラウン」等を任意の割合でタミヤエナメル溶剤で溶き使用していきます。

タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB戦車

足回りは「レッドブラウン」の割合を多めにしてキツめに筆で塗っていきます。
この際、塗料を多量に塗ってしまうとプラスチックが劣化し割れたりしますのでご注意を。
車両全体に塗料が塗れたら暫く放置します。エナメル塗料は乾きがゆっくりであるため、相当時間をおいてもその後に拭き取り可能です。一日おいても問題ないでしょう。

次にエナメル塗料の拭き取りです。
拭き取りは汚しの表現が失われないよう感覚で拭き取っていきます。

タミヤ(1/35) ソビエトKV-ⅠB戦車

拭き取りを終えた状態です。
エアーブラシでのロシアングリーン吹付後の明るかった全体が汚しを加えたことで大分落ち着いた色になったと思います。

次回の工程はデカール貼りとドライブラシになります。