タミヤ(1/35) ソビエトKV-Ⅱ戦車 製作記 キット紹介

タミヤ(1/35) ソビエトKV-Ⅱ戦車 ソビエト戦車 KV-Ⅱ

記念すべき(笑)第1回のキットはタミヤの「1/35MMシリーズNo.63 ソビエト重戦車KV-Ⅱ ギガント」です。
なぜこのキットなのかといいますと

タミヤ(1/35) ソビエトKV-Ⅱ戦車

実はプラモデル歴約30年の私neko1100ですが、ソ蓮系のMMは未知の領域でした。
私のミリタリーの興味はご多分に漏れず戦車!戦車といえば「ドイツ!」
100歩譲って「アメリカ!?」日本人気質の判官びいきといったところでしょうか?やはりドイツの兵器にすごい憧れを持っていました。

そのドイツを打ち負かしたソ蓮。にっくき敵!ってのが子供ながらの第一印象でしたので・・・。

しかしながらソ連兵器も戦勝国だけあって、よくみるとさすがに機能的。
kV-Ⅰ・T34あたりは性能的にはドイツ兵器を凌駕していた部分が多かったと個人的には思います(今思えばですが)。

その中でも際立つのがこの「KV-Ⅱ ギガント」。
「KV-Ⅰ」があって「KV-Ⅱ」だからKV-Ⅰの活躍があったから「その2」を作ったのかなというのが私の長年の推測でした。ですが、しかし!!・・・。ことの真相はそうでもなかったようです。

以下はキットの説明書からの引用です。
KV-Ⅱのデビュー戦は1940年2月のフィンランド戦。KV-Ⅰより少し遅れて開発されたKV-Ⅱはマンネルハイム線突破で華々しい勝利を飾りました。
しかしその後のドイツ軍との戦いの中で、当初の構想と違った運用法から散々な目にあったようです。

その巨大な砲塔を見れば一目瞭然ですが、KV-Ⅱの存在が鈍重そのもの。本来の歩兵支援の目的から外れ、いたずらに反撃部隊に投入され、ドイツ軍電撃作戦の餌食となってしまった模様です。
主砲は152mm榴弾砲を搭載。この砲を運用するのに最低4名の兵士が必要だったとか。そのため必然とこのような砲塔デザインとなってしまった模様です。
装甲は全面110mm、側面75mmの重装甲が施されており、車体重量は52t!。ドイツ軍のタイガーⅠ戦車で57t(Wikipediaより)であったことから、お互いにいい勝負だったのではないでしょうか?(性能、活躍の面ではタイガーⅠには遠く及ばなかったと個人的には思いますが。ドイツ軍びいきですから! (汗)。

この辺の本来の威力を発揮できなかったってところがなんと言いましょうか、旧日本海軍「戦艦大和」とかぶり哀愁を感じるのは私だけでしょうか?
前置きがかなり長くなってしまいましたが、次回はいよいよ製作記事に移ります。