今回はバンダイから販売されている「HG(1/144)ズゴック(バンダイスピリッツの公式HPはこちら)」完成記事です。
ジオン軍水泳部部員紹介の第2弾となります(笑)
こちらのキットは2018年ぐらいに完成したものになります。
1stガンダムの劇中では前回紹介したMG(1/100)ゴッグの次に登場した水陸両用MSです。
ゴッグと比べるとかなりシャープで洗練されたフォルムであり、劇中でもかなり活躍したMSだと思っています。
「カイ・シデン」ではなく「ハヤト・コバヤシ」が搭乗していたガンキャノンと交戦し、ガンキャノンをあと一歩まで追い詰めるも、その後に現れたガンタンクとガンダムの連携プレーにより海中に沈められました。
しかし、その後の登場シーンでは海中からの航空戦を繰り広げるなど、その水陸両用MSとしての優秀さを見せつけてくれました。
それでは製作の過程を書いてみたいと思います。
【組立について】
組立ては説明書通りに進めていけば、いたって簡単です。胴体部分やバックパック等は接着剤を使用しパテ等で合わせ目消しが必要となりますが、大した手間ではありません。
腕や足の蛇腹構造もポリキャップとの接合で無理なく組み立てられます。
この蛇腹部分、完成後の注意点ですが連結部はキャップ部に圧力が加わっておりパーツを圧迫する構造のため、スミ入れやウオッシングでエナメル溶剤をつけすぎると、破損します(10年以上前に経験済みです汗)。
詳しくはまた後ほど説明を入れたいと思います。
【塗装レシピについて】
塗装についての説明をしたいと思います。塗装は全ての部分にエアブラシによる吹付けです。
下地はサーフェーサー1000番です。
基本色については説明書に記載されているカラーガイドを参考にしておりますが、配合は自分なりの感覚で調色しました。
頭や胴体部分: ホワイト85%+パープル10%+インディーブルー5%です。影の部分はインディーブルー
腕やバックパック、スネ等: 農緑いろ70%+デイトナグリーン25%+ブラック5%。この色を基本に明るい色を上に乗せました。
蛇腹部、ダクト: インディーブル70%+ネービーブルー+20%+パープル10%。影の部分はインディーブルー。
アイアンネイル(クロー): グランプリホワイトの上に明るいホワイト(記憶が定かではありません汗)。
【スミ入れ ドライブラシ】
基本塗装が済んだらスミ入れを兼ねた汚しを行います。
本来であれば全体にスミ入れ汚しを行うのですが、前述した蛇腹部はプラスチック劣化の恐れがあるため、スミ入れ汚しは行っておりません。蛇腹部を除いた部分に実施します。
スミ入れ汚しの後はドライブラシで立体感を出します。部分毎に施した基本色に合ったエナメル塗料をチョイスします。
暗い色から始め徐々に明度を上げて段階的にドライブラシを施します。
最後は城に近い色まで明度を上げていくのが良いとされていますが、自分の納得感で終了としても良しとします。
これで一連の塗装の工程は終了となります。
【モノアイについて】
MSの命(笑)であるモノアイの再現についてです。
このHGズゴックはシールで再現することになります。一応、シールにそのままドライブラシで塗装を実施しておりますが、再現度としてはいまいちと言わざるを得ないでしょう。
先に紹介したサザビー等のモノアイ可動が再現できるキットであればWAVEさんで出しているような市販品を使えるのですが、このHGズゴックはこの部分に改造を加えないと再現できません。
どうにか簡単に再現できるよう次回作では工夫をしたいと思います。この部分に力を入れることで完成度が全く違ってくると思います。
【HGズゴック総評】
さて、完成後のキット総評です。
このズゴックはHGの初期の頃のキットです。複雑なギミック等もなく素直に組んでいけば簡単に組み立てられますし、面積も少ないので塗装の工程も時間がかかりません。
それでいて完成後のボリューム感もありますので時間をかけずに完成を目指したいという方、またガンプラ入門としても、もってこいなコスパに優れる優秀なキットだと思います。
このキット、昔は500円を出せば量販店で買えたのですが、現在はそうはいきません。
理由はあえて書きませんが、そんなに簡単に手に入らなくなってしまったのが(お金を出せれば簡単に手に入ると思います汗)非常に残念です。
ジオン軍を愛してやまない私としては是非ジオン軍水泳部をコンプしたいため、今回紹介したズコックと同スケールのHGゴックやHGアッガイも製作しなければという自分の中の勝手な責任感が収まりません。
というわけで、次はジオン軍水泳部同スケールの、今のところ最後の完成品である「HG ゾック」を紹介したいと思います。
引き続きお楽しみにしてください。
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