TAMIYA (1/35) M2A2 ODS デザートブラッドレー 製作記 ウェザリング編

タミヤ(1/35) M2A2 ODS デザートブラッドレー TAMIYA M2A2 ODS デザートブラッドレー

TAMIYA M2A2 ODS デザートブラッドレー の製作記事、今回は細部筆塗り及びウェザリングになります。

筆塗りをする箇所はOVMを主に他はライト、ペリスコープ等です。
まずはスコップや予備履帯等の黒の部分を筆塗りしてみます。

タミヤ(1/35) M2A2 ODS デザートブラッドレー
使用する塗料はTAMIYAアクリルの水性塗料です。
セミグロスブラックとフラットブラックを半々ぐらいに調色して筆塗りします。

車体の他は砲塔の7.62mm機銃やスモークディスチャージャーの先端にも塗装します。
黒の部分が塗り終わったら次はスコップ等の木部部分をそれらしい色で塗っていきます。

”それらしい”とあえて書いた訳は・・・
説明書に塗装色の指定が無く、車体色と分けて塗る必要が無い?ということなのか、と悩みました。

書籍を探したり雑誌で情報を得ようと思いましたが、現用車輛のOVMに触れた記事はあまりありませんでした。悩んだ挙句私が出した結論は、WWⅡの戦時中に活躍した戦車と同様に木の部分は木の色を塗るということでした。

タミヤ(1/35) M2A2 ODS デザートブラッドレー

仲田裕之氏の著「戦車模型の作り方」に紹介されている。木部の塗装法を取り入れて塗装を施してみました。

アクリル塗料で木部の色を塗った後に、エナメル塗料のクリヤーオレンジ+レッドブラウンを重ね塗りすることで木部の色を再現するこの方法を「透過技法」と呼ぶそうです。

今回は木部は木の色で済ませましたが、ここからは想像なのですが、スコップの柄の部分等は木製でなく鉄製の物であることが考えられます。従って今回、黒で塗った部分も本来は車体と同色が正解なのかもしれません。

ですがここは敢えてこの色ということで模型映えを意識してみたということで・・・。

では次の筆塗り部分です。
このM2A2ブラッドレーは車体前面と後面にライトが付いています。この部分を塗り分けなければなりません。

説明書の指定色ですと車体前面のヘッドライトはTAMIYAエナメル塗料のクロームシルバーとオレンジを塗るように指示されていますのでその塗料をそれぞれ筆塗りしてみます。

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車体後部のバックランプ?は同じくエナメルのレッドを指定されていますので、はみ出ないように注意しながら筆塗りします。

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その他の筆塗り箇所は車体後部のワイヤーや車体の各部から覗いているペリスコープの部分です。
ペリスコープはTAMIYAエナメルのロイヤルブルーを指定されています。

塗り終わった後に気付いたのですがガラス部分を再現した色なのでしょうが、このまま塗ってしまうと非常におもちゃっぽくなってしまったのが残念です泣。

汚しの段階で少しでもごまかせればと思います汗。

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とりあえずこの段階で筆塗りの工程は終了です。
次の工程はエナメル塗料を使用したスミ入れ及びウォッシングです。

エナメル塗料のフラットブラック、レッドブラウンを調色し、自然な汚れになるように工夫してみます。

まずはパネルラインやボルト部分を主にスミ入れし、その後その周辺をエナメル溶剤を含んだ筆でスミ入れ箇所をなぞり下方向へと筆を動かします。

こうすることでスミ入れとウォッシングを同時に行いウォッシングを全面に施す手間を省きます。この方法を仲田氏のスミ入れ崩しと呼びます。
(すみません。スミ入れ後の写真を撮っておりませんでした。次の工程でご確認ください。)

今回はここまでです。
次回はデカール貼付とドライブラシ、ウェザリングの仕上げになります。

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