今回の記事はいつもとちょっと趣向を変えて生物の模型を製作してみようと思います。
生物といっても架空の生物ですが、スタジオジブリ映画作品(正確には当時はジブリという名は無かったと思います)の第一作目「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲という蟲といわれる生物です。
これはBANDAIから発売されているSTUDIO GHIBLI プラモデルコレクションで「王蟲とナウシカ」という1/20設定のキットです。
このキットには映画の主人公であるナウシカと子供の王蟲が入っております。
このキットですが昔映画が公開された直後に発売された製品の再販品と思われます(当時はバンダイから発売されていなかったような?)。
当時発売されたときには「ナウシカ似てないじゃん!」と思ったものですが、バンダイで再販された現代のこのキットについてもナウシカの出来は当時のままのようです。
つまりナウシカの完成品は今のメーカー技術をもってしても私のイメージ通りではありません(もう少し美人に再現してくだされ!)。
ですが、このキットのもう一方の主役である子供の王蟲ですがこの箱絵の完成品の出来栄えはどうでしょう!模型屋さんでこのキットを見たときにこの王蟲に一目惚れしてしまいました。
私の今の技術をもってしてどこまでリアルに仕上げられるか挑戦してみたくなりました。
というわけで、今回の製作は「王蟲とナウシカ」と言いつつも王蟲のみの製作です。悪しからず。
「風の谷のナウシカ」についてはここで私が説明する必要もないと思われるほど、有名な作品ではあると思いますが、王蟲についてはちょっとここで説明書の文面を借りて説明してみようと思います。
王蟲(オーム)は腐海(←IMEの漢字変換でこの文字が出てきました!感激です)の主とも言うべき巨大な蟲(むし)で深い輝きを発する14個の眼を持ち、成長すると全長70mにも達します。
その外皮は硬質セラミックスよりも硬いため、風の谷では王蟲の抜け殻をさまざまな道具を作る材料として使用しています。
精神感応で他の蟲たちと心を通じることができ、個体ごとに意思を持っていますが、王蟲全体にその個を越えたひとつの大きな意思も持っています。
危害を加えると怒れるその眼をルビーのように紅く輝かせ、大海嘯と呼ばれる集団暴走をおこし、村を飲み込んで腐海を広げてしまいます。以上が王蟲の生物としての生態というか存在の説明になります。
さてキットの内容ですが前述のようにナウシカと王蟲が一体づつ、またナウシカのペット?であるキツネリスのテトが入っています。
今回はこの中の王蟲のみをチョイスして製作してみようと思います。
王蟲のみに集中するのであれば、完成までの道のりはそれほど長くないと思います。
製作についても、これまでの私の手法を駆使して仕上げればそれなりの見栄えにはなると思います。
今回はキットの紹介でした。
次回からは早速製作記事に入っていきたいと思います。