キングタイガー(ポルシェ砲塔)の塗装編の続きです。
今回は装備品の筆塗りとデカールの貼付です。
迷彩塗装まで施してあるこの車両は当然ですが、この段階では装備品も迷彩色となっています。
これらの装備品をタミヤのアクリルカラーで塗装します。
これらの塗装は全て筆塗りで丁寧に塗っていきます。
ワイヤーやスコップ、機銃等の金属色はフラットブラックでスコップやハンマー等の柄の部分はレッドブラウンで塗装しました。金属色の部分は汚し表現を施した後に、シルバー等の金属色でドライブラシをします。
次はデカールの貼付です。
デカールを貼る箇所は砲塔の部分のみになります。
砲塔にはツィンメリッットコーティングを再現しているため、普通にデカールを貼っただけではうまくなじみません。
ここで出番となるのがGSIクレオスから販売されている「Mrマークセッター」と「Mrマークソフター」です。
まずデカールを貼る部分に「Mrマークセッター」を塗布します。
※注 糊の成分が沈殿しているので、マークセッターを使用する前にビンを振って良く混ぜる必要があります。
デカールの位置決めが出来たら、その上から「Mrマークソフター」を塗布します。
マークソフターはデカールを強力に軟化させますが、更にツィンメリットにデカールをなじませるために
水で浸した綿棒でデカールを押します。あまり強く押しすぎるとデカールが破れるので要注意です。
これでデカールがツィンメリットに馴染んで雰囲気が出てきます。
ちなみに車体番号のデカールは3桁の数字となっており、つながった状態となっておりますので
これらを一枚づつに切り出して同じ工程を踏む必要があります。
デカールを貼る箇所は砲塔の両側面と後部の3箇所となります。
下の写真はデカールを貼り終わった状態ですが
「Mrマークセッター」と「Mrマークソフター」を使用することで、凸凹の部分にデカールを貼る場合でも上記方法を施すことでうまくいきます。
貼り終えたデカールは1日ぐらい乾かす必要があると聞いたことがありますがどうでしょう?
デカールを乾かす関係上、きりが良いので今回はここまでとします。
次回はウオッシング等の汚し表現となります。