それでは今回からキングタイガーポルシェ砲塔の製作記事になります。
まずはツィンメリットコーティングの準備です。
ツィンメリットコーティングの再現には、タミヤから発売されている、「コーティングブレード」を使用します。
このコーティングブレードには数種類のブレードが用意されております。
0.5mmのブレードが大中小の3種類。0.7mmも同じように3種類が入ってます。
ブレードはエッチングパーツのようにアルミ板?につながっているので、それぞれ切り離してから使用します。
コーティングを施す場面により大中小を使い分けていくようになります。
今回は0.7mmのブレードを使用してみたいと思います。
コーティングを施す面に、これもタミヤから発売されている「ポリエステルパテ」を塗布します。
ポリエステルパテは主剤と硬化剤を混ぜ合わせることにより硬化が始まります。
まず、主剤と硬化剤のそれぞれを、同じ長さをチューブから出し混ぜ合わせます。
パテをチューブから出す際はプラ板等の上で行うようにと、説明書では指示されておりますが
厚紙の上で行なっても良いでしょう。
写真では、余りのプラ板があったのでその上でパテを出しました。
最初は多めにパテを出しがちですが、2cm〜3cmくらいが1回の作業で使い切る分量だと思います。
良く混ぜ合わせて、パテがオレンジ色になった時点で硬化が始まります。
説明書ではパテの練り込みが終わってから5分〜10分で硬化が始まります。と記載されてます。
結構急かされている感がありますが、実際そのくらいでパテが固まってきますので、作業は手早く終わらせる必要があります。
練り終わったら素早く、コーティングを施す面にパテを塗りこんでいきます。
まずは砲塔の前面からコーテイングを施していきます。
コーティングを施す面にパテが付いて欲しくない箇所に、マスキングテープで養生します。
この砲塔ですが、ポルシェ社の特徴として丸みを帯びた形状となっておりますので、この丸みがある部分にこの「コーティングブレード」でツィンメリットコーティングを施すことは、かなり難易度が高いです(少なくとも私には)。
平面であれば、コーティングを均等に施すことが容易ですが、丸みを帯びた面にはコーティングブレードがうまく当てられません。
ここはコツがいる作業となります。何度か経験してコツをつかむ必要がありますね。
なんとか砲塔全面にコーティングが施せました。
見栄えは悪いかもしれません・・・。
砲塔の側面にもコーティングを施しますが、先に施した前面にパテが付いて欲しくないため、マスキングで養生します。
このため前面のパテが完全に乾くまでしばらく置いておきます。
この砲塔全面のパテが乾くまで次のパーツをコーティングしていきます。
次は車体後部のコーティングです。
上記の記事と同じようにパテが付いて欲しくない箇所に、マスキングテープで養生します。
ありがたいことに、マスキングの箇所は説明書で指示がされておりますので説明書に従いマスキングしていきます。
ですがパーツの凸凹箇所の隙間にコーティングが施すのは至難の技です。そもそもブレードが入りません。
ここは無理にパテを盛り込むと失敗につながりますので、無理は禁物です。
マスキングをし終えたらパテをパーツに盛り付けていきます。
パテは1mmほどパーツに盛り付けするようにとコーティングブレードの説明書には指示があります。
あまりパテの厚さにこだわる必要はないです。少なすぎるよりは多めのほうがいいかもしれません。
次にコーティングブレードを当てていきますが、コーティングブレードの説明書に書かれてるのは、コーティングブレードを4mm横に動かしたら上下どちらかにに2mm動かし、その位置から4mm横に動かし・・・を繰り返します。
ブレードを横に動かすにつれて、パテがブレードに付いてきますので、その都度ブレードに付いたパテを拭き取ります。
マスキングがうまくいったようです。
この要領で他のパーツにもコーティングを施していきます。