今回は装備品(小物類)の筆塗り、デカール貼付までいきます。
装備品はこのままでは、ラッカーで吹きつけた基本色のダークイエローと
同色になっているため、これを木や鉄の色にしていきます。
主に塗装するのは予備履帯、機銃、ジャッキ等です。
Ⅳ号戦車に付属する装備品はとても多く、塗り分けに時間が掛かりました。
Ⅳ号戦車J型はシュルツェン架が再現されています。
このため、全てのパーツの組み立てが終了してから塗装する場合、このシュルツェン架が非常に邪魔になります汗。
シュルツェン架に余分な塗料が付かないよう注意しながら塗装していきますが、時間が掛かりました。
筆塗りに使用したのはタミヤカラーアクリルの「レッドブラウン」と「フラットブラック」です。この塗料を専用溶剤アクリル溶剤で薄めに希釈します。
筆塗りのコツですが、薄く希釈した塗料を何度も塗り重ねていきパーツに馴染ませていきます。
塗料を流し込むようなイメージでしょうか。
時間は掛かりますが、塗り分けがうまくいくだけでなく塗りムラも無くなります。
しかし今回は前述したシュルツェン架があるため、非常に塗りづらかったです。
シュルツェン架を後から組み立てることで、この塗りずらさは解消できると思いますが、ここは好みの問題となります。
次にデカールを貼付します。
このキットに付属するデカールは番号と十字マークが一体となっているため、言わいるシルバリングの発生が懸念されます。
これを解消するため3桁?の番号と十字マークをそれぞれ切り離して貼付することで、シルバリングを最小限に止めたいと思います。
デカールは砲塔のシュルツェンに貼付しますが、砲塔後方のシュルツェンに貼付する際、シュルツェン留めのボルトがデカールに干渉します。
そこで、この作業ではデカール軟化剤Mr.マークソフター MS231で対応します。
デカールを切貼したあとにこのマークソフターを塗っていきます。
軟化剤を塗ることにより、デカールが軟化して突起物がある箇所にもデカールを貼ることができます。
ただし、マークソフターを塗りすぎるとデカール自体が破ける恐れがあるので、注意が必要です。
装備品の塗装とデカールの貼付を終え、何となく終わりが見えてきました。
次回はいよいよ汚し表現にはいっていきます。