タミヤ(1/35) ドイツ重戦車 キングタイガー 製作開始! 組立偏その6

ドイツ重戦車キングタイガー(ヘンシェル砲塔)

こんにちは!タミヤ 1/35 ドイツ重戦車キングタイガー(ティーガーII)の製作記、第6回目です。 今回からいよいよ、戦車の顔とも言える砲塔の組み立てに入ります。この段階に入ると、なぜか作業のペースが上がります!では早速砲塔製作の工程を紹介いたします。

砲尾(ブリーチ)まわりの構造製作

まず手を付けるのは、主砲の土台となる内部パーツです。このパーツは完成すると砲塔の内部に隠れてしまう部分ですが、合わせ目消しなどの整形はしっかりと行いました。「誰も見ないだろう」と思っても、手を抜けないのがモデラーの性ですね(笑)。

パーツを組み合わせると、このような形になります。この部分の細かい専門用語は追々勉強して、次回の類似記事では正式名称でご紹介できるようにしたいと思います!

砲身の取り付けと可動の調整

次に、この内部機構を砲塔前面のパーツに取り付けます。

この部分は、ティーガーIIの長大な88mm砲を支えるための重要な機構です。実車では複雑な構造ですが、キットではボルトとナット状のパーツを締め込むことで、砲身の上下動を支える設計になっています。

砲身の動きのスムーズさは、このボルトの締め付け具合で決まるため、ここは感覚勝負になります。ただし、締め付けすぎるとパーツが破損する恐れがあるため、慎重な作業が必要です。

砲塔内部の作り込み

続いては、砲塔内部の作り込みです。車長や装填手が乗り込む床(台座)や弾薬庫を組み立てていきます。

この弾薬庫ですが、別メーカーから発売されている88mm砲弾の外部パーツを製作し、ここに納めたらさぞ迫力があるだろうな、と想像が膨らみます。次回作ではぜひチャレンジしたい構想ですが、それを実現するには、先に内部の塗装を済ませるなど、工程が増えて難易度が格段に上がるでしょうね。

砲尾(ブリーチ)の取付

弾薬庫等の組立が済んだら砲尾(ブリーチ)をこの部分に取付けます。

砲身を上下させる際、基部取り付け部が外れてしまわないよう、接着剤でがっちりと取り付けます(説明書ではこの砲尾部分は装填部とかいてありました)。

88mm主砲の製作

いよいよ、ティーガーIIの主役とも言うべき88mm砲の砲身を組み立てます。そう意気込んではいるものの…写真のように、砲身は2つのパーツを貼り合わせるだけのシンプルな構成です。 貼り合わせ部分に多めに接着剤を塗り、パーツを強めに押し付けることで、合わせ目の隙間が埋まるように調整します。

接着剤が完全に硬化したら、パーツの整形です。 合わせ目消しのためにサンドペーパーで削ると、砲身にある凹部(溝)のシャープさが失われがちです。その際は、カッターやケガキ針(またはケガキ棒)を使って丁寧に溝を彫り直します。また、合わせ目に意識を集中しすぎると、砲身の真円度が失われてしまうため、全体が滑らかになるよう注意して作業を進めました。

防盾と砲塔外殻の組み上げ

次は、砲身を防盾に取り付けます。このキットには防盾が2種類用意されており、どちらかを選択するよう指示があります。私はパッケージアートの完成形を目指しているので、段差がない滑らかなタイプを選択しました。

いよいよクライマックスです。先に組み立てた砲塔内部のパーツに、砲塔の外側(外殻)パーツを取り付けます。

せっかく作り込んだ内部構造ですが、残念ながらこの工程で外側から覗き込むことはできなくなります。ですが、ここで立ち止まっていても仕方ありません(笑)。説明書通りに外殻パーツを組み付けます。

この段階で、ティーガーIIの重厚な砲塔の外観が完成しました!

ここまでくれば、完成はもう目前です。次の工程では、砲塔のハッチ類や、予備履帯(予備キャタピラ)の取り付け具(正式には予備履帯把持具などと呼ばれます)を取り付けていきます。

それでは今回はここまでとさせていただきます。次回は完成を目指したいと思います! 引き続き、よろしくお願いいたします。

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