風の谷のナウシカを象徴する存在、巨大な「王蟲」と「ナウシカ」が再び完成を迎えました。
今回の2作目では、前作(1作目)の製作経験を活かし、さらなるリアリティの追求に挑戦。特に王蟲の命ともいえる「14個の眼」は、クリアパーツの特性を最大限に引き出す手法で、吸い込まれるような奥行きと輝きを目指しました。
前作から何を変え、どこをブラッシュアップしたのか。戦車模型で培った筆塗り技術による王蟲の殻の表現や、ナウシカの精緻な塗り分けなど、前回との比較も交えながら、こだわり抜いた完成の姿をご紹介します。
2作目の王蟲製作
今回紹介する完成品は以前も記事にした「STUDIO GHIBLI プラモデルコレクション 王蟲とナウシカ」をもう一体製作しましたのでその完成記事となります。
以前製作したキットは人に譲ってしまったため手元にありません(以前製作した記事はこちらです)。なのでもう一体製作し手元に置いておきたいと思い立ち完成させたものです。

王蟲 眼の表現
前回製作時から全く同じではなく意識して製作したところ等紹介したいと思います。
それでは製作の記憶を辿って解説していきたいと思います。
今回やりたかったことは眼の表現です。
前回はクリアーの眼に内側からクリアーブルーを吹き付けただけでしたが、ちょっと単調過ぎたなと思っていたため、少し工夫を凝らしてみました。

今回は、内側からエナメルのスカイブルーを軽く吹き付け、外側はアクリルのクリアーブルーを重ねてみました。
もう少しぼやけた感じが出せれば…!と試行錯誤したのですが、私の技量ではここまでが限界でした。それでも、前回よりは深みが出たような気がして、個人的には満足しています。
【眼に使用した塗料】
・TAMIYAエナメル塗料 スカイブルー
・GSIクレオス水性ホビーカラー クリアーブルー

組立:合わせ目消しについて
次は、合わせ目消しについてです。
このキットは左右分割のため、胴体の真ん中に合わせ目ができてしまいます。
そこをパテや接着剤で消すわけですが、前回はその部分が何だかつるっとなってしまい、ゴツゴツ感が失われてしまったのです。
原因は、パーツに施されているディテールを削り過ぎたこと。今回はその反省を生かし、エポキシパテでコブを作り、合わせ目消しの位置にコブを配置することで、ゴツゴツ感を表現してみました。

塗装について
塗装方法は前回に引続き、サーフェーサー→ブラック→濃い目のグリーン→明るめのグリーンの順に、影の部分を残しつつ明るい色を吹き付けていきました。
ラッカー系での基本塗装が終わった後は、エナメルブラックで汚しを入れ、ドライブラシでディテールを強調させました。
【使用した塗料】
・GSIクレオスMr.カラー サーフェーサー1000番
・GSIクレオスMr.カラー セミグロスブラック
・GSIクレオスMr.カラー RLM80オリーブグリーン
・GSIクレオスMr.カラー RLM82ライトグリーン
・TAMIYAエナメル塗料 フラットブラック
・TAMIYAエナメル塗料 フラットブラウン
・TAMIYAエナメル塗料 グリーン系各種

完成後は少し明るめの緑が強調された色合いとなりました。これはこれで気に入っていますが、もう少し深みのある緑を表現できたら…という思いもあります。
ナウシカとテトの製作
今回は王蟲の他に、ナウシカとテトも作ってみました。ナウシカは基本エアブラシ、テトはエアブラシ後、エナメル塗料で筆塗りをしてみましたが、やはり人物の表現は難しかったです…。
(申し訳ない程度に写真を撮りました)

足(節足)の組立・塗装について
組立は前回も記事にしたように、足の整形がかなり面倒です。
足の整形後、上記塗装を繰り返すため、細かいパーツの塗装表現が非常に難儀しました。
ですが、苦労して出来上がった足を胴体に接合した完成後の姿を眺めると、そんな苦労はどこへやら。達成感と愛着でいっぱいになります。

キット組立・塗装のワンポイント
このキットは、王蟲の表面のゴツゴツとしたディテールが上手く表現されています。
そのため、ドライブラシを施すとディテールが際立ち、キットの立体感が格段に増します。
エナメルブラックで濃いめにウォッシングをした後、大胆にドライブラシを施すことで、王蟲のゴツゴツとした甲殻を上手く表現できると思います。

製作者の王蟲への思い
王蟲のこの王蟲は1984年公開の「風の谷のナウシカ」に登場する、蟲と呼ばれる架空の巨大昆虫の中でも最大級の蟲で、不思議な能力を持ち、劇中では奇跡を起こします。何とも謎めいており不気味であり、それでいて妖艶で神秘的な存在だと思います。
この神秘的なキャラクターなのですが、このキットは巨大王蟲の幼虫?という設定で登場します。

そのため、少しばかりあどけない表情を再現しているような気もします。
王蟲の眼の色は、今回表現した青の他に、攻撃色を表現した赤色にすることもできます。
もし次に製作する機会があった際は、迷わず赤色の眼を表現してみたいと思っています。

さて、2作目の王蟲の製作記事はこれにておしまいとなります。
気に入ったキットは何度も作ってしまう私の性分なのですが、次回作についてもよろしくお願いいたします。
制作の全工程をまとめた記事はこちら



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