今回紹介するのはBANDAIから販売されているMG(1/100)ゴッグ(バンダイの公式サイトはこちら)です。
こちらは2019年頃に製作したものになります。
ゴッグといえば1stガンダムに登場したジオン軍水陸両用モビルスーツの第一号ですね。
細かい話をすれば、モビルスーツバリエーション(MSV)等ではザクマリンタイプが最初とされておりその後、この機体に改良を重ねてゴッグ等の水陸両用モビルスーツが実用化されたとされております。
これは裏設定だと思いますのでアニメ版ガンダムに登場した水陸両用MSはこのゴッグが初出と言って問題ないでしょう。
それでは記憶をたどり製作過程を紹介したいと思います。
【組立について】
説明書の組立順に沿って各パーツをゲートから切り離し、パーツを紙ヤスリやナイフで整形し、説明書通り組立てていき、一旦組み立てて塗装前の完成形を楽しんだ後、パーツを解体し改めて塗装を施しました。
ゴッグの特徴の一つであるアイアンネイルですが、爪の一本毎ナイフで削り込んだ後サンドペーパーで磨き込み
アニメ劇中(ゴッグの爪がガンダムの頭に食い込んでいる場面がありましたね!)にもあった武器として使用できるような鋭さを表現できるよう整形を試みました。
【塗装について】
次は塗装レシピの紹介です。
・下地はクレオスサーフェーサー1000番。
・ボディや頭等の茶色の部分はレッドブラウンを基本にブラックやホワイト少々。
・手や足の濃い黄色の部分は、ダークイエローを基本にサンドイエロー少々。
・バックパックはエアクラフトグレー+ミディアムブルー。
・メガ粒子砲の部分はモンザレッド
・ヒザやつま先部分はダークグレー
・モノアイは蛍光ピンクです。
塗装を終えた各パーツを再度組み立て直します。
この時点では基本塗装を施しただけなので次はスミ入れを施し、各パーツの造形を引き立たせます。
スミ入れをした時点で大分いい感じになるのですが、ここから更にドライブラシの工程を経ます。
ドライブラシを乗せる箇所の同系色の暗い色からスタートし、何段階かに分けて明るい色まで乗せていきます。
【デカールについて】
ドライブラシが完了したら次はデカールを貼りつけます。
デカールはキットに含まれるガンダムデカールとマーキングシールです。
このガンダムデカールは貼付後の微調整が利かないのが難しい所ですので一発勝負を覚悟して貼付箇所にこすりつけます。
デカール貼付後はつや消しクリヤーを全体的に吹き付けて完成です(モノアイ部はクリヤーパーツになっているのでマスキングテープで養生しました)。
【MGゴッグ総評】
さて、このMG(1/100)ゴッグ完成後の私なりの総評です。
このキットはさすがMGだけあってゴッグの最大の特徴である水中航行時の腕畳みが再現できます。「さすがゴッグだ何ともないぜ!」の場面ですね。
ですが、塗装完成後にこのポーズを再現しようとすると恐らく、腕の伸縮時にせっかく苦労して施した塗装がパーツのこすれによって傷んでしまうことが予想できます。
このポーズを再現したい場合は、塗装前の仮組の時点遊び倒す際に試してみることをお勧めします。
このキットはゴッグの重MSという圧倒的なボリューム感と装甲の厚さを見事に表現していると思います。当然バルカンなんかは効きそうにない重装甲を表現しております。
その他、何故この部分に装備されているの?と突っ込みたくなる腹部のメガ粒子砲と魚雷発射管も含めてゴッグのフォルムを100%以上再現されていると思います。
ゴッグの見た目は格好いいというよりも、可愛らしく愛おしく思えるのは私だけでしょうか。
初出時のガンダムとの死闘以外はほとんど良い所なしだった劇中の描き方も含めて、哀愁漂うゴッグは私の好きなMSです。
といった訳でこのゴッグの格好良いポーズは上の写真ぐらいなのかなと思います(説明書にある写真を再現してみたつもりです)。
恐らくハイパーハンマーを持ったガンダムに対峙する際の、ガンダム側から見たポーズなのだと思いますので、ハイパーハンマーをアイアンネイルで受け止めている場面も再現出来れば、さぞ名ポーズになることでしょう。
余談ですが、このMGゴッグは私の義兄から譲っていただいたものになります。いつもキットの提供を頂いており感謝しかありません。
昨今のガンプラ不足を鑑みると、積みプラのご提供はありがたいの一言しかありません。
さて、この辺りでジオン軍水中部第一号MGゴッグの紹介を終わらせていただきます。
次回はジオン軍水中部員であるHGズゴックの完成記を記事にしてみたいと思います。
次回もお楽しみにしてください。
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