STUDIO GHIBLI プラモデルコレクション カイに乗るナウシカ 製作記 その5

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ カイに乗るナウシカ

STUDIO GHIBLI プラモデルコレクション カイに乗るナウシカ 製作の続きです。
そろそろこのキット製作も佳境に入ってきました。
前回の記事でナウシカ本体の基本塗装が終了しております。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

ナウシカ塗装の次の段階としては、エナメル塗料による、汚しの表現とドライブラシによる立体感出し。最終段階で目と眉のデカール貼付になります。

ここでちょっと考察なのですが、前回の製作時に少し気になっていたのが汚し表現なのですが、戦車等のミリタリー物であれば汚し表現が非常に効果的でこの汚し(ウェザリング)を実施し、その後実施するドライブラシすることにより明暗がはっきりすることによりその効果は絶大です。

ただし、今回製作しているキットはナウシカという女の子であり、ミリタリー物の兵隊さんなどとは違うジャンルであるような気がします。

そういったことからも、あまり汚しすぎるのもかえってキットが浮いて見えてしまわないか心配なところがあります。この辺りの塗装方法は今後の課題でもあります。

次はカイの基本塗装に移ります。
カイは一応鳥が進化した生き物(説明書ではバイオテクノロジーから生まれた人工生命体となっております。ちなみにこのカイはディアトリマという、恐竜が絶滅した後の新生代に、ちょっとだけ栄えた生き物をモデルにしたものかなと勝手に思ってます。)ですので、羽毛がついております。

このキットでも羽毛がモールドされており、この羽毛を塗装でしっかり表現できるかが完成後の見栄えに影響してきます。前回製作したカイは説明書通り緑がかった全体塗装としましたが
(前回の完成品です。)

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

今回はカラスのイメージで青みがかった全体の塗装を試みようと思います。
まず、下地の塗装としてグリーンを塗装します。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

次に青系の色(使用した塗料はGSIクレオスのブルーFS15044サンダーバーズカラーで)でグラデーションを施します。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

写真ではうまく写っていませんがあせあせ(飛び散る汗)一応緑と青のグラーデションが出来上がりました。

次は細部の塗装です。
カイの轡(くつわ)の部分や泥障(あおり)の部分の色を先に塗ります(馬装のことは良くわかりません・・・ググりました汗)。

この部分は下地に艦底色→シャインレッドの順番で色を付けますが、その前にマスキングテープで養生することをお忘れなく。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

次は鞍の部分や足の部分を塗装します。
この部分を塗る前にもマスキングテープでカイの羽の部分に余分な塗料が付かないよう、きっちり養生します。

この部分に使用する塗料は下地の色としてダークアースとサンドイエローを半々にしたものを塗装します。
次にサンドイエローの割合を増やして2回目以降の塗装をします。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ
上の写真はカイの基本塗装が完了したものですが、カイの足にはブーツのようなものが取り付けられておりこの部分と足(素足)の色を塗り分ける必要があります。

ここまではハンドピースによる塗装でしたが次は筆塗りです。
筆塗りする部分はカイの眼と泥障(あおり)の部分などの模様です。この部分をエナメル塗料を使用して慎重に筆塗りしていきます。

この細部の塗装をするために今回は高級面相筆を購入しました。

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

GSIクレオスから発売されている、「Gツール MB01 Mr.ブラシ 丸筆000号」とTAMIYAから発売されている「タミヤメイクアップ材シリーズ No.154 タミヤモデリングブラシ HG 面相筆 極細 87154」です。

さすがに1本あたりの単価が高い製品だけあって、非常に筆塗りがしやすいです。
細かな塗り分けにはもってこいの筆なのですが、この塗り易さですが、あまり長持ちはしません。
何回か色を変える毎に筆洗いするのですが、次第に毛先がバラケてくるのがわかります。
これは面相筆の宿命みたいなものですので割り切って使っていくしかないのでしょうたらーっ(汗)

バンダイ スタジオジブリプラモデルコレクション カイに乗るナウシカ

この面相筆を使用して塗装を完了させたものが上の写真です。泥障(あおり)の部分に塗っていった黄色の模様ですが、自分なりに上手く塗り分けられたと思います。

ですがこの部分、後の工程でバックを乗せる部分になるため、全く見えなくなります。
この辺りはモデラーの悲しい性なのでしょう。手を抜くことが出来ませんでした。

これでカイの基本塗装は終了です。
次回はナウシカとカイの汚し→ドライブラシの表現となります。