TAMIYA ドイツ(1/35)タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車 製作記 ツィンメリットコーティングその2

タミヤ(1/35) ドイツ戦車タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車 タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車

タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車 製作記事

今回はツィンメリットコーティングの再現作業その2です。

前回の失敗から「メンターム」を手に塗りこんだことで作業性がよくなったところからです。

前回まではパーツごとにコーティングを施していく事で進めていましたが、そのような方法ですと車体を箱組みした場合コーティング箇所に不自然な段差が生じてしまう事が判明した為、ここはいったんパーツを接着し箱組みしてしまいます。タミヤ(1/35) ドイツ戦車タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車
この箱組みした状態から、ツィンメリットコーティングを再現していく作業をしていきたいと思います。

この車体右側面には、TAMIYAのエポキシを使用してみました。

作業性はMr.エポパパPRO-Lとそれほど変わりはありません。
ただ、硬化時間が長いためパテの伸びは良いように感じます。

次に車体後部のコーティング作業です。
この部分は突起物や後からパーツを接着する箇所があるため、マスキングを施したほうが良い箇所があります。

ですが、エポキシパテはポリエステルパテほど粘着性がないため、突起物にパテが付いてしまっても、すぐはがす事が出来る為、それほど神経質になる事もありません。

この点ではエポキシパテはポリパテに勝る部分だと思います。

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写真はローラーとスタンプでコーティングし終わったところです。工程を撮っていませんでしたたらーっ(汗)

コーティング作業はついつい夢中になってしまい、この時点では一息つくところが良く分かりませんでした。次の工程で説明を入れますのでご容赦を・・・。

車体のコーティングが済んだら次は砲塔の作業に移ります。
まずは砲塔の防盾の部分です。

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防盾の部分はMr.エポパPRO-Lを使用しました。
このMr.エポパPRO-Lは硬化時間が速い為なるべくすばやく作業したほうが良いです。

パテを伸ばしている時点で徐々に硬化が始まってきますのでパテが伸び難くなります。
また、パテは可能な限り薄く伸ばしていったほうが見栄えが良いと思います。

あまりパテを熱く盛りすぎるとローラーを転がした後に凸凹が目立つ為です。でも、こういった部分も出来上がりに味が出ると思えれば別ですが。

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パテを伸ばしたり整形する際はカービングナイフ(スパチュラ)が便利です。パテを少量付けてスパチュラで押し広げていくような感じです。

その際スパチュラにもメンタームを付けてパテがくっつかないようにします。

防盾に限らずパーツにはところどころ穴を開けておかなくてはいけない箇所がありますので、コーティング作業を終えたら忘れないうちに裏側からピンバイスや、楊枝などで穴を開けておきます。

次は砲塔です。
砲塔は2分割パーツになっていますが、コーティング作業はこのままで大丈夫です。

後部にゲペックカステンを接着する箇所がありますが、そこの境目には一応マスキングテープを施しておきます。タミヤ(1/35) ドイツ戦車タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車

一応自分なりに作業性が良いなと思ったコーティングの作業方法が下記です。

①パテを少量キットに付けます。
②スパチュラでパテを押し付けます(スパチュラにメンタームを付けます)
③パテをスパチュラで伸ばしていきます。軽くこすり付けるような感じです。
④乾電池などの平滑な物を利用して更に薄く伸ばしていきます。

この方法でパテを全面に付けていきます。

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この状態でコーティングローラーを転がしていきます。砲塔に使用するローラーは刻みが大きい、タイプEとスタンプタイプのDです。

ローラーを転がす際は刻みがはっきり入るように何度か往復したほうがよさそうです。

1回転がすだけですと刻みがいまいちうまく入りません。タミヤ(1/35) ドイツ戦車タイガーⅠ型 オットー・カリウス搭乗車
もしローラーやスタンプでコーティングが失敗してしまっても、もう一度表面を平らに均し(パテを追加する必要はありません)てあげてから再チャレンジできますので、この点でエポキシパテはやり直しがきくという利点があります。

反対側の砲塔も同様の方法でツィンメリットコーティングを施します。

これで全ての箇所のコーティング作業が終了しました。

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ところどころ見栄えの悪い箇所もありますが、それはそれで良し、エポパテとローラーを使用したコーティング作業は初めてでしたので、次回作で完成度を上げていきたいと思います←若干言い訳っぽいですが・・・。

今回はここまでです.
次回から組立の工程に入っていきます。